第弐拾七話「無双」 |
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そして、「陰と陽が太極となる」、邪ディスクに突入。 インターミッションの会話シーンからして、すでにスゴイ!
あああああ、鬼道衆と龍閃組の面々が、ごちゃまぜに並んでる。 並んでいるよぉぉぉ。 この感激は、ダブルマジンガー、ダブルライダー、赤射・蒸着、以来かも……。 表現がマニアックすぎますか? でも、そのくらいスゴい(わからないヒト、すんません)。
特に、九角の屋敷に、天戒と藍と小鈴が一緒に居るのが……涙モノ。 これって、一番嬉し泣いてるのは、実は天戒かも(笑)? 藍、わだかまりを捨てて、「帰って来て」くれたわけだし……。 あ……みんなの服が、変わってる。冬服モード? よし、全部見てみよう。 あー、<陽>モードのヒトたち、懐かしいなあ……。 あっ、涼浬と奈涸の兄妹タッグが! うひょー! よかったね、よかったね。 でも……あははは、真那たんに、お店引っかきまわされたって? 「どうしてあの子は、この店に来るのでしょうか……。 それも、わざわざ、店の品を引っかき回すためだけに……。 真那……次こそは必ず……!」 マジメな顔で愚痴を言う涼浬ちゃん。わはははは。 ★ と、一見平和そうな鬼・龍タッグの日常だが、実情は、かなり深刻。 江戸に、「朝が来ない日々」が続いているというのだ。 原因は、空を覆う、謎の黒雲。 ただでさえ冬で寒いのに、これでは凍えそうである。 もはや江戸を見捨てて、逃げ出す民も少なくないという有り様。 もちろん、「ヤツ」の仕業であることは、言うまでもあるまい。 ならば、この現状を打破するには、崑崙を捜し、「ヤツ」を倒すより他にない。
「家茂様も、きっとそうお考えになるわ……」 なんと、将軍・家茂は、この時点ですでにお亡くなりになっているという! どうやら、「陽編」のラスト、竜泉寺包囲騒ぎの折のムリが祟ったらしい……。 あの時点ですでに、病はかなり進行していたようだし……。 そこまでしても、江戸を護るため動いた将軍の「想い」に応えるためにも、 崑崙山捜しに気合を入れる一行。
状況の深刻さにめげず、あくまでもノー天気な龍閃組。 ソレにアキレつつも、なんとなく楽しそうな鬼道衆。 とりあえずは、「あの」後、どこかへ行ってしまった劉クンを捜すべく、 手分けして町へ――。 遼次郎は、久々に藍&小鈴の班で。 「この組み合わせで行動するのも、久しぶりだなあ……」 「そうだね……って、ボクたち、こないだ会ったばかりのハズなのに、ヘンだよね」 「うふふ……」 (↑妄想補完会話。もう、みんな、「前」の記憶を取り戻したと考えます) ――と、いきなり杏花に出会い、「拾参号」をもらう。 そして、目黒不動にて劉クンを見た、と聞き、急行する。
運良く出会えた劉クンに、「崑崙山」について聞く。 「まあいいだろう。崑崙っていう、俺の捜し人とも、あながち無関係でもなし」 ってコトは、劉クンの言う≪崑崙≫ってのは、人の名か。 京梧・桔梗チームとも合流、天戒を待って話を聞くことにするが、現れぬ天戒。 とりあえず、居合わせたメインメンバーだけにでもと、話し始める劉クン。 ――「崑崙」とは、手っ取り早く言えば、 「地上の『氣』が、天界へ昇っていく道となる山」のことを言う。 そして日本は、「火の山」が多く、とてつもない気脈の上に立っていると言える。 すなわち、日本にも、「崑崙」と呼べる山、もしくは場所はありえる。 「ヤツ」は、それを狙っている――と、言うのだ。
と――そこに、珍しく血相を変えて走ってくる、天戒が。 なんと、九桐が、連れ去られたらしい――とのこと。 そんなムチャが出来るのは、「ヤツ」くらいのものだろう。 「ヤツ」はまだ、江戸に居る――? ということは、やはり、「ヤツ」の言う「崑崙」は、江戸――か、 少なくとも、この日本のどこかを指すことは確実のようだ。 ならば、「崑崙」を、「ヤツ」を――当座の九桐を、捜すことも、そう困難ではない。 しかも、攻撃してきたということは、 ただひたすら「待ち」に徹するつもりはない、ということ――。 むしろそれは有難い。足跡を辿り易いからだ。
では、まず九桐を――というところに、町娘ふうの「妙齢の女」が駆け寄ってきた。 「小屋に雲水が倒れている。助けてやってくれないか」――とのこと。 その風体を聞くに、どうやら九桐のようだ。 いささか――いや、めいっぱい怪しい気はするが、行くしかない。 その女に案内を頼み、連れてこられた小屋。 京梧が、「妙な匂い」をいぶかしがるが、中には無事な姿の九桐が居た。
と、突然、「かがめ、小鈴!」という九桐の叫びが。 同時に、部屋の外から、フスマを破っての攻撃が! 九桐の警告のおかげで、なんとか小鈴は無事だったが、 現れた「敵」は――やはり、あの案内役の「妙齢の女」だった! どうやら、九桐を攫ったのも、こいつらしい。どう見ても、普通の町娘なのだが。 しかし、彼女は、自分は戦場で鳴らした歴戦の者であり、 「ある者」に、とにかく遼次郎を殺せ――と命令されたという。 ホントに、どう見ても、普通の町娘なのだが……?
「一人ずつ相手をしてやる。誰から死にたい? 言っておくが、後になればなるほど、儂は元の儂になって行くぞ。 一太刀ごと、一足ごとに、儂は儂を取り戻していく。 だが、先に戦ったとて、死ぬことに変わりはないがな。――誰から死ぬ?」
謎かけのような「彼女」のオトコ言葉に、真っ先に応えたのは――京梧。 「天下無双」を志した身として、戦場の剣と刃を交えてみたかったと言う。 それに、全員で掛かったところで、すでに小屋の周りには「妙な匂い」の元―― 油のタルが満載で、たちまち丸焼きにされるがオチだと。 「ある者」の命令通りなら、そうすれば手っ取り早いだろうに。 だが、それではつまらないだろう――というのが、「彼女」の弁。 どうやら、完全には支配下にあるわけでは、ないらしい。 「己が命は、己が剣で切り拓くべし」 剣豪のような、重厚なる「彼女」のセリフ。
激しくぶつかり合う「女」と京梧。 そして、京梧が驚愕の一言を――。 「一太刀交えて、まだあんたの前に立っていられることを嬉しく思うぜ。 なあ――宮本武蔵よ」
「み、宮本?」「武蔵ぃ!?」 驚く一行。おいらもびっくりだ。 どうやら、宗崇の「外法」にて呼び出されたものらしい――。 もちろん、彼ほどの者が、素直に命令に服するはずもなく、 再び戦いの場、剣戟の場に立てることを嬉しく思っているだけらしい。 だから、「ワナにハメて焼き殺す」なんて「つまらないこと」はしないわけだ。 剣を振るって敵を斃すことこそが、彼の悦びなのだから――。
と、その彼を呼んだ<降霊>の影響なのか、悪霊亡者どもの群れが現れる。 「ふん――せっかく面白くなってきたのにな。 ……そこな者どもも、表に出よ。亡者どもを、片付けるがよい」 戦闘へ――。
〜〜とりあえず、京梧は武蔵と戦わせてアゲル。うふふ。〜〜
「ふん、今の儂では、こんなところか。――だが、なかなか楽しめたぞ、おぬし等」 満悦の笑みを浮かべながら、消滅する武蔵。 (↑妄想補完。ホントの去り際、いまいち記憶ナシ) 手を繋ぎし鬼と龍の最強タッグに、 ただの町娘を依代にした「戻りたて」の武蔵では、 さすがに本領発揮とはいかなかったようだ。
だが、勝利の安堵よりも、「その現実」そのものに慄然とする天戒。 「ただの町娘」を依代にした「戻りたて」の武蔵でさえ、 太刀筋を見ただけで「武蔵」とわかるほどの≪力≫を発揮したのだ。 自分たちは、あらゆる方面に気を使い、完璧に施したはずの「天海降ろしの儀」で、 ピセルを呼んでしまったというのに。 つまり、それだけ「ヤツ」の≪鬼道≫の力は、ケタ外れだということになる。 また、そのへんの町人にさえ、過去の偉人を呼び出せるのなら、 まだ――たくさんの「伝説」が相手に現れてくるということ、だから――である。
闇に沈む江戸に、壮絶な戦いの予感が――。
む、武蔵ですかあ〜? 今までが「必殺シリーズ」のノリだとしたら、ここからは「魔界転生」ですね(笑)。 どっちもスキなので、いーんですケド。 ただ、武蔵ほどのビッグネームのわりには、あっさり負けたというか……。 まあ、動かす身体が町娘のソレじゃ、ムリもありませんが。 どんな名ドライバーでも、軽車両でRX-7やGT-Rには勝てない。 どんな名パイロットでも、ボールでギラドーガやサザビーには勝てない、と。 相手がよほどヘボならともかく。 しかし、妄想補完、入りまくりですね。いっそノベルにしちまえ……? |
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