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2月27日(水)更新のお知らせ <詩>に、田村奈津子詩集『虹を飲む日』より
赤い月、赤い耳
新しい月、新しい鉄
<雨の木の下で>に、
田村奈津子の遺稿エッセイ色付く机・ほくろのゆくえ・ブッダの爪
詩の催しもりだくさん朗読を聴きに(関富士子のリポート)
をアップしました。
2月25日(月)
ビデオでフランス映画「デルフィーヌの場合」を見た。主役の女の子がとてもよかった。フランス語ってかわいい音を出すね。どんなに愛しても、愛を強制することはできない。うん、そうなんだね。この歳になってやっとわかってきたことである。愛した人は皆去っていくのだ。
歩いて10分のところにある梅畑の白梅が満開である。毎日ふらふらと散歩に出かけてしまう。林全体が梅の白に煙っていて、この世の光景とも思えない。花に近づいてかいでみても、ほとんど匂わないのに、少し離れると馥郁と(っていうんだな)香るのである。梅というのは大木になると花がつかない。だからときどき枝をばっさりと剪定する。桜切るバカ梅切らぬバカっていうでしょ。
2月20日(水) 更新のお知らせ <ことばのあやとり>に、 関富士子
ぴよぴよ ぴよこ
<詩>に、田村奈津子詩集『虹を飲む日』より、
愛しの六十二分
青い水
<詩を読む>に田村奈津子の遺稿から、
発光する七行 谷川俊太郎「会う」
幸福な冷蔵庫
谷川俊太郎「夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった」
<雨の木の下で>に、田村奈津子の遺稿エッセイ到来・紫の記憶・飛ぶ手紙
をアップしました。田村奈津子さんの詩の感想が、
2月15日(金) 田村奈津子さんの詩の感想 お寄せください。 あざみ書房BBS
あざみの風に書き込まれつつあります。どうぞいらしてください。よろしかったら、あなたのご感想もぜひ聞かせてくださいね。よろしくお願いします。
<詩>に、詩集『虹を飲む日』より
2月13日(水) 更新のお知らせ
冬の旅
見えない風景
<詩を読む>に、山本楡美子田村さんの詩集
関富士子詩を読む喜び
をアップしました。
<詩>に、田村奈津子詩集『虹を飲む日』より
2月9日(土) 更新のお知らせ
文化鍋に月を入れて
彩られた夜
<雨の木の下で>に、田村奈津子の遺稿エッセイ
をアップしました。
2月2日 "rain tree"vol.22発行のお知らせ 詩誌・詩集情報 2002.02.02.22.22に、ようやく、"rain tree"vol.22を発行しました。
大変お待たせしました。怠惰なわたしを見捨てずに待っていてくださった皆様、ありがとうございました。
"rain tree"としては3箇月の更新休止は初めてのことで、長い休暇でしたが、関としてはせわしない年末年始で、ようやく年が明けたかという気分です。紙版"rain tree"も制作中ですので、ぼちぼちとお送りしますね。
今号は、2001年10月11日になくなった詩友、田村奈津子の遺した作品を中心に進めます。
去年の9月11日のWTCビルの自爆テロと、アメリカのアフガニスタン攻撃が始まって、頭をいきなり殴りつけられたようなショックで混乱していたのだが、田村さんの死にあって、一気に虚脱感に襲われ、軽い失語状態にあった。それでも、仕事が最多忙期にあって、ほとんどは黙々と一人で作業をする仕事だから、気が紛れていたのだと思う。忙しくて助かったという気もする。
田村さんの詩についてのわたしの感想は<雨の木の下で>に少し書いたが、作品としての評価は偉い詩人たちにお任せするとして、長く共に詩や文章を読み合い、書く喜びを分かち合った数少ない友人を偲び、哀悼の意を表するものである。
COLOURの会では99年に豊田俊博を亡くしたばかりで、そのショックがようやく癒えたかというときだった。今ごろになって、あの日、会のテーブルに花束が置かれ、豊田さんの自殺を知らされたときの、田村さんの表情を思い出す。一言も言わず、悲しいというより厳しい目をしていた。思えばあのころ、彼女は癌の再発の不安を抱えて闘病していたのである。
個人的な付き合いがほとんどないのが詩人の交わりだが、彼女はいつも明るく、病気のことはまったく話さなかった。いつも控えめな様子で、作品の批評も遠慮がちに一言二言ぐらい。最後に会ったのは死の五箇月前の合評で、わたしの詩に言ってくれた言葉を覚えている。「関さんの詩は、甘くないんだなと思います。恋愛を書いてもそうだし。」彼女はその日、宿題の文章を持参したが、詩はしばらく読ませてもらっていなかった。めっきり書く量が減ってしまっていた。
たいしたものも書けずに馬齢を重ねてきた者としては、まったく忸怩たるものがある。しかし、死んでしまったら、もう決して新しい詩は生まれないのだ。二度と田村さんのできたてほやほやの詩を読むことは出来ないのである。それを思うと、わたしたちは生きてさえいればいつかは、生涯一つだけの素晴らしい作品を書ける可能性があるではないか。書くことが生きることそのものならきっと、と自分に言い聞かせている。
<詩>
関富士子の詩音の梯子
「植物地誌」続 gui no.64-65より(2001.11・2002.4掲載予定)フユイチゴ
ユ ズ
ダ イ ズ
田村奈津子詩集
『地図からこぼれた庭』ヒルデガルトの庭から
笛を吹く人
朝から冬が見える
魔女の息子
縄文から届く夢
地図からこぼれた庭
あとがき
<詩を読む>
田村奈津子夏の遊園地へ 北園克衛「理髪店」
逞しく謙虚な魂 レヴァトフ「西へ向かってゆく」
藤富保男奇遇からの書評 田村奈津子詩集『野性のスープが煮えるまで』
<雨の木の下で>田村奈津子の遺稿エッセイ
田村奈津子の遺したもの 関富士子
詩の催しもりだくさん
をアップしました。たくさんありますから、ゆっくりお楽しみくださいね。 ****************************************************************
いつもたくさんの詩誌・批評誌、詩集をご恵送ありがとうございます。遅れがちですが必ず読んでいます。ネットのみなさまにも、どんなものが発行されているのかお知らせします。
詩はいつも読者を求めています。読んでみたいという方は、遠慮なく発行者に注文してください。残部があれば喜んで送ってくれます。住所を知りたい方は関にメールをくださいね。
また、あざみ書房HP(桐田真輔さん管理)
個人誌・同人誌情報では、詩誌の写真や発行者、執筆者、作品紹介、購読案内などの詳しい情報があります。メールで注文できるようになっています。詩誌発行者の登録も随時受付中。ネットで詩誌を通販したいけれど、HPを持つ余裕がないという発行者の方も、ぜひのぞいてみてください。
"rain tree"もどうぞよろしく。
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寄贈詩誌など 敬称略 2002年1月
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東国 118 大橋政人
投壜通信 58 大園由美子
野蜂 4 田中美千代
寄贈詩集・詩論など 敬称略 2002年1月
『クモラス』 坂輪綾子 思潮社 ¥2200
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