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真・Water Gate Cafe

外法帖放遊記

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第弐拾九話「呪禁」

――と、いうわけで、みんなで富士への「出発」の準備。

旅程が旅程だけに、どんなことになるやも知れぬ。

なので、「仕上げ」にと、みんな「ご挨拶回り」。

小鈴は、両親や先生へ――。

だが、京梧遼次郎は放浪の身、これといった相手はいない。

「俺は――ソバ屋にでもいくとするか」

京梧はふらふらとソバ屋へ去る。

で、遼次郎は――まあ順当だろうと、久々に百合センセのところに行くことに。

さて、着いたはいいが――、

百合センセは、円空上人の結界に護られ、生死の境をさまよっているままだという。

ガーン、不意打ちのショック。

ていうか、<鬼龍組>成立の時に、京梧からちゃんと聞いてたんだっけ……。

忘れててごめんね、百合センセ

で、かわりに応対してくれた円空上人から、<円空破>なるワザを伝授されたり。

 

富士へ続く<龍穴>からは、猛烈な風が吹き上げて来ていた。

風水に言う<気脈>の流れによるものだと言う。

しかし、目も開けていられないその強風にもめげずに、

円空上人(と、隠れていた犬神さん(笑))に見送られて、

<鬼龍組>、出陣!

 

中は、延々と続く迷いの洞窟になっていた。

そこを通る人間の<氣>のあり方に影響を受ける空間――ということだったので、

誰かが、「地下の穴」ということから、洞窟というイメージを抱いたのだろう。

しかし、こんなに迷いやすい構造なのはおかしい。

一刻も早く到着したいのは、全員一致の意思のはずなのだ。

通る者の意思によって姿が変わるというのなら、

そらもうあっという間に出口が見えてもよさそうなものである。

ということは――何者かが、邪魔をしている?

 

――正解。

案の定、最初の<敵襲>であった。

現れたのは、いつぞや役人の地下牢にて戦った、一つ目頭巾の怪人、百鬼(なきり)

あの時のナキリは式神だったが、今度はホンモノらしい。

が――相変わらず、マトモに戦おうとはしない。

いきなり相手が消えたかと思うと、得体の知れない屋敷の部屋に放り出される一行。

「なんだ、幻術かっ?」

「相変わらず最低な卑怯者だな」

騒ぐ一行。と――。

 

「そもそも、京梧がトロいから、こんな攻撃にひっかかるんじゃないか」

「なんだと小鈴。てめーこそ……」

突然、いがみあい、ののしりあいを始める鬼龍組

それは、だんだんエスカレートして行き……、

どうやら、「互いの信頼を破壊する」というナキリの作戦らしいと理解してもなお、

自動的に「吐かされる」盟友への冒涜の言葉。

 

「違うの、私は、こんなことを言いたいんじゃないの……

……そう、本音は、あんたたち馬鹿でガサツな連中とは、おさらばしたいってことね

……やめて、やめて――」

「自分の言葉」そのものに傷つき、涙するに向かい、遼次郎が拳を構える。

「りょ、遼次郎!? 何を……

……私を殺したいってことかしら? しょせんあんたも人殺し――

……違う、これは私の言葉じゃない。――遼次郎!」

 

炸裂する、「秘拳・黄龍!」

その威力は、驚きに硬直するの脇を、もちろんすり抜け――、

混乱の極みに達した鬼龍組に、

幻覚に紛れて襲いかからんとしていた、ナキリを直撃した。

「うぎゃああーーー!」

悲鳴とともに、「裏切りの幻術」は破られた。

――戦闘へ。

 

〜生身のナキリは哀しいほど弱い(笑)〜

 

「現実」に戻った一行。

そして、雄慶の「真言」によって<禁じ>られ、動けぬナキリ

ある意味、どんな腕力による攻撃よりも、よほどヒドい仕打ちを受けた一行は、

きわめて殺気立っていた。

が――ミジメなまでの命乞いをするのに呆れたのと、

あまりにも先を急いでいたため、ナキリは<禁じ>たまま、その場に放っていく。

とにかく、富士へ急ぐ方が先決なのだ――。

 

が――。

彼らが去った後、

そのナキリに近付き、助けを求める彼を無視して、

むしろ<禁じ>られた彼が動けぬのをいいことに、怪しげな「蟲術」を施し、

不気味な怪物に作りかえてしまう、残酷な蜉蝣の姿があった。

ナキリは、足止めの捨て駒に過ぎなかったわけだ。

戦いは、これから――。

 

 

〜参拾話「蟲姫」へ続く〜

 

 

 ――えっと、<龍穴>での戦いの細部、特にセリフとかは、全部妄想補完です。

というのも、ホントにストーリーの骨子しか、メモを取ってなかったカラ……。

そのメモをそのまま使うと、この半分くらいの文章で終わりまあす。

たださえ短いシナリオなのに(笑)。

 

でも、ちょっと中途半端でしたかね。

どーせノベル風に描写しちゃうなら、もっと細かく描いちゃっても。

でも、そーすると長くなるんですよね(笑)。

細部も、きちんと考えないといけなくなるし……時間が……。

 


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