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スータンを縫いながら
 ― 日本占領期を生きたフィリピン女性の回想 ―
ペラジア・V・ソリヴェン著(フィリピン)
後藤 優 訳

段々社(発行)  星雲社(発売)
本体 1,700円 四六判・並製 総頁256頁
発行日 2007年1月
ISBN 978-4-434-10083-3 C0036

定価(本体1,700円+税)
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フィリピン知識階級の女性がありのままに綴る妻として母としての半生

解説 後藤乾一(早稲田大学教授)


【 著者紹介 】

ペラジア・V・ソリヴェン(1910−91)はアメリカ統治期、日本占領期、独立期のフィリピン近現代史を誠実にたくましく生き抜いた女性である。一人のカトリック信徒として、女性として妻として母として、そしてフィリピン人としての喜びと哀しみ、思索と行動の跡を率直に綴った記録が本書である。・・・日本人にとって特に興味深いのは、フィリピンにおけるカトリックの影響、そして戦時期の日本との関わりについて、きわめて具体的に澄んだ目と心で活写していることである。

(本書解説より)

マキシモ・V・ソリヴェン氏(著者長男)の言葉
フィリピン女性の愛の心、生き生きとした生命力といった資質を理解していただくには、母ペラジアの生き方をお伝えしたらよいのではないかと、思うようになりました。

(著者長男は英字紙「フィリピン・スター」を創立した著名ジャーナリスト)