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真・Water Gate Cafe

外法帖放遊記

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第参拾参話――最終話「真神」

正月だというのに、桜の花びらが舞い散る花園神社。

「桜吹雪の中での初詣ってのも、妙な気分だな」

初詣と言っても、いつもと変わらぬ着流し姿の京梧が言う。

「富士でのあの戦いが原因らしいんだがな。龍脈が活性化したせいだとか……」

同じく、変わらぬ雲水姿の雄慶が答える。

「えへへっ、きれいだからイイじゃん。あのふたりのおかげだよねっ」

馬子にも衣装というか(笑)、橙色の華やかな晴着を着て、

おきゃんな普段の姿からは見違えるような小鈴が、後ろのふたり連れをふり返った。

質素な普段着から一転して、華麗な、それでいて上品な晴着に身を包んだ、

いつにもまして女性らしい美しさが匂い立つと――、

肩を寄せ合うようにして並んで歩く、遼次郎の無事な姿が、そこにあった。

他にも大勢の、見知った連中と出会う。

巫女だから当然居る葛乃は、相変わらず騒がしい。

晴着姿の涼理とも出くわし、普段が簡素な忍び装束なだけに、これはまた美しい。

ほのかちゃんも、珍しく「和服」の晴着を着て居たが、いいのか、君は?

ああ、切支丹を云々するなら、もおんなじか(笑)。

と、その時、樹の影にコソコソと隠れてついてくる者を発見する。

それはなんと、真那たんであった。

に着せられた晴着姿が照れくさくて、隠れていたらしい。でも、カワイイよ。

美冬も晴着。稽古着以外の姿は初めてだ(笑)。

でも、新年早々初稽古があるとかで、とっとと退場。忙しいヤツ……。

 

で、初詣も終えて――。

鬼哭村も気にはなるのだが、百合センセの具合を確かめたいので、竜泉寺へ。

途中、梅月に会う。相変わらずあっさりと挨拶、あっさりと去ったが(笑)。

次に、異様なまでに美しい、晴着姿の見知らぬ可憐な美少女が。

と――声と、話し方からして……ええーーーっ!?

お、お花ちゃん!? 桃影っ(笑)!?

こ、こんな美人だったのか……衝撃的ナリ(笑)。

あ、他のふたりも居た(←扱いヒド!)。

相変わらず騒がしい大宇宙三人組に呆れていると、突然シド現る。ど、どこから……(笑)。

どうやらシドにとっては、あの三人は実験材料らしい。特殊な衣装とか道具とかの。

三人を追って去ったシドを見送っていると、おおあわての杏花と激突。

どうやら、シドと三人組の関係を怪しいと踏んでいるらしい。さすが、鼻が利く――。

瓦版拾伍号をくれると、あわただしく去る。

と、まで現れ、なにやら、杏花に小猿の乱童をいじくりまわされて困る、

――みたいなことをわめいて消えた。

 

やっと辿りついた竜泉寺

ああ、百合センセ、元気そうだ。よかった――。

これから、勝海舟などの開国派と、今後のことを相談するそうである。

そして、なぜか遼次郎に、円空上人から頼みがあるとか――。

部屋に帰る一行を見送って、ひとり「地下」への入り口へと向かう遼次郎

 

龍泉洞の入り口――あの時通った、≪龍穴≫への扉。

そこは、なにやら異様な≪気≫が漏れ、あたりが歪んで見えた。

「――あの戦いの影響かの、次元の歪みが生じているようなんじゃ……」

要するに、それを塞いでくれ、という頼みだった。

それが出来るのは、宗崇をも倒した、遼次郎のみ――というわけだ。

「その前に……」

と、円空上人は、ふたつの念珠を差し出した。

これは、互いに引き合い、どんなに離れていても相手の居場所がわかるというモノらしい。

片方を自分が持ち、もう片方を……自分の半身とも思える相手に渡すといいだろう、と。

 

そんなモノを持ち出すということは、この「仕事」が、きわめて危険である、という証拠だ。

そう言えば、≪龍穴≫とは、人の≪思い≫が実体化する場所だった。

≪思い≫は、強い≪気≫の流れを産み、それが≪龍脈≫に影響を与えるのだろう。

しかし、その≪気≫の流れが、そもそも歪んでいるのだ――。

きちんと帰ってこれる保証は、なにもない。

どこへ連れていかれるかも、わかったものではない。

なるほど、遼次郎ひとりに任せたのは、能力もさることながら――、

もしもの時の被害を最小限に抑える意味もあるのか。

「……わかりました。この片割れは――もしもの時は、に渡してください」

余計な文句は言わず、それだけを伝える遼次郎

「――わかった。じゃが……できれば無事に帰ってこいよ」

 上人の声を背中に、いまや訓練場ならぬ地獄の入り口と化した≪扉≫をくぐる遼次郎

 

(↓この先、最後くらいはとばかり、妄想補完の戦闘シーン、フル描写。)

 

穴の底は――暗闇だった。

闇の中から、聞き覚えのある声がした。

「クックック……ヤット見ツケタゾ、ソノ≪氣≫……!」

そして現れたのは、なんとあの黒蠅翁

「……なるほど、ここの≪気≫の歪みは、お前のせいか――」

もはや、驚くとかいう気も起こらず、うんざりしたように身構える遼次郎

「貴様コソハ、≪器≫ナル者――貴様ノ≪力≫ヲ奪エバ……我コソガ王ニ――!」

突如、黒蠅翁は、名前の通りの巨大な蠅――、

遼次郎の何倍もありそうな、巨大な一匹の黒い怪蠅――黒き蠅の王、黒蠅王と化した。

同時に、単なる真っ暗な洞窟だったあたりが、

不気味な鬼火に照らされた、怨霊と巨大な怪蛆のうごめく魔窟に変わった。

 「と、いうことは――宗崇とは無関係の、お前個人の野望というわけか?

単なるヤツの傀儡ではなかったというわけだ」

無数の怪物と、巨大な怪蠅を前に、たったひとりで、なおも落ちつき払っている遼次郎

その自信の拠り所――幾多の強敵を葬り去ってきた秘技が、炸裂する。

「秘拳・黄龍!」

遼次郎の≪気≫に導かれた大地の≪力≫が、

輝く龍の姿と化してその拳から飛び立ち、魔窟に蠢く怪物どもを一掃していく。

遼次郎が拳を引いた時には、

地を這い、宙を漂う怪物どもは、きれいさっぱり居なくなっていた。

「!」

その瞬間、突如背後から、恐ろしい力――≪力≫ではなく、怪力――で、

両腕と胴、両脚を、いっぺんに締め付けられる遼次郎

 

「クックック……<秘拳>トハ、滅多ニ見セヌユエニ威力ガアル……。

貴様ノソノ技ハ、我ノヨウナ幻術・妖術トハ違イ……、

アクマデモ<拳>トシテ撃チ出サレネバ形ヲ成サナイトイウコトガ、モウワカッタ。

ナラバ、コウシテ手足ヲ縛ラレレバ、文字通リ手モ足モ出ルマイ――クックック……」

それは、言うまでもなく、いつのまにか背後に回っていた、黒蠅王であった。

六本の脚を使い、いっぺんに三箇所を締めている。

両脚をまとめて締められているため、踏ん張ることが出来ずに、倒れる遼次郎

「クックック……無様ダナ、遼次郎――。サア、我ガ贄トナレ……」

その、腐汁をなめとるためのハケ状の口が、体液を吸い取るつもりか、巨大な口針に変わった。

そして、身動きがとれぬ遼次郎のうなじに振り下ろされる――その時!

「円空破!」

遼次郎の口から、裂帛の気合がほとばしり、その全身から、凄まじい≪気≫が噴出した。

「グギャアーーー!」

その勢いに弾かれ、脚を引き千切られながら、吹き飛ぶ黒蠅王

 「なるほど、よく研究してあるが――こちらも対抗策くらいは、用意してあるさ。

円空破の術理を、体内を巡る≪気≫の流れに応用させて、

言うなれば――全身を<拳>にしたんだ。……参考になったかな?」

言いながらも、改めて「秘拳」の構えに入る遼次郎

 

「オノレ……ダガマダ手ハアル……貴様ニ、コノ動キガ捕ラエラレルカ!?」

と、ビュンビュンとものすごい速さで飛び回り始める黒蠅王

どうやら、その動きで幻惑して、「拳」の狙いを定めさせない――という作戦らしい。

そして、さすがは蠅の王だけに、

その素早さは、常人はもとより、遼次郎ですら捕らえ難い代物だった。

「む――」

迎撃しようとするが、ちまちまと身体を当てられて、なかなか「構え」に入れない遼次郎

向こうもカウンターを恐れてか、直撃はできないでいるが、

たぶんスタミナ勝負になると、いかになんでも遼次郎が不利だろう。

しかも――、

「!?」

いつのまにか、遼次郎の足元が、蛆の大群で埋め尽くされていた。

足場を悪くして、動きを止めようというのだろう。それと――、

「モウ一ツノ弱点……両足ヲ大地ニ、シッカリト踏ミシメネバ、大地ノ≪氣≫ハ、

ウマク貴様ノ身体ニ満タセヌコト――!」

「ち」

最初に現れた巨蛆と違い、この蛆はイモ虫程度の大きさだが、それがかえって、

足を踏み変えるたびに踏み潰してしまい、足場を泥沼に変えていく。

それに、生理的な不快感もあって、

確かに動きは鈍り、足の踏ん張りも効かなくなった。

「!」

チャンスと見てか、いささか深い角度での"当たり"を受けて、よろける遼次郎

あわてて踏みしめた足元が、潰れた蛆の体液で滑り、ついに片ヒザをつき、拳を地に置いた。

「グオオオオ!」

その隙を見逃してたまるものかと、不気味な雄叫びをあげて殺到する黒蠅王

ヒザをついた姿勢のまま、顔を上げて、それを見据える遼次郎

瞬間!

 

「ウギャアアアアア!」

悲鳴は、黒蠅王のものだった。

突如、遼次郎の身体の周りを取り巻くように、凄まじい烈風が大地から吹き上がり、

それは渦を巻いて、横に吹きつける竜巻のような形となり、

殺到する黒蠅王を、真正面から迎え撃って、渦の中に捉え、弾き返したのだ。

黒蠅王は、その渦の中に揉まれながら、見た。

「……蒼キ風ノ龍……青龍ダト!?」

そして黒蠅王が地面に叩きつけられた次の瞬間。

地は水に満たされ、激しい波が黒蠅王の体を弄び、妖蛆どもを洗い流した。

黒蠅王は、波の彼方に見た。

「水ト大地ヲ司ル者……玄武!?」

水が引き、なおも飛び立たんとする黒蠅王は、

背後から巨大な<もの>にのしかかられ、動けなかった。

まるで大地そのものに押さえつけられたようだった。

後ろを振り向いた黒蠅王は、見た。

「大地ノ守護獣――白虎!」

その黒蠅王の周りを、渦巻く炎が取り巻いた。

炎は、鳥の翼の形をしていた。

頭に美しい房をつけた鳥の首が現れ、炎よりも光る瞳で、黒蠅王を睨んだ。

「不死鳥――朱雀……ナンダ、ナニゴトナノダ……」

そして黒蠅王は、炎の翼の向こうに、見た。

完璧な<秘拳>の構えをとった、遼次郎の姿を――。

「俺の弱点……よく調べたものだ。

だが俺は……一度も本当の<秘拳>を撃ったことはない。

お前の言う通り、むやみに撃ちまくると、<秘拳>ではなくなるからな……。

それに、俺の側には、いつも仲間たちがいた。

彼らの≪力≫を信じていたこともあるが――威力がありすぎて、巻き込むのが怖くてな。

だが、ここには俺とお前だけだ。

これが、本当の……四神の≪力≫をも借りる、<本当>の……」

「グオオ、貴様……アノ御方トノ戦イデサエ、≪力≫ヲ抑エテイタト言ウノカ!?

コレガ貴様ノ、本当ノ≪力≫ダト……? ソンナ、ソレデハマルデ……マルデ……」

遼次郎の拳に、風の――水の――大地の――炎の、全ての≪力≫が収束し、

輝く黄金の龍と化した! そう、これが<本当>の――、

「秘拳・黄龍!」

「ウギエエエエエエエエエエエエエエエ!」

地獄までも響き渡りそうな悲鳴とともに、黒蠅王の巨体は、木っ端微塵に砕け散った。

今までの「消滅」という形での決着よりも、

よりはっきりと「この世から居なくなった」という実感があった。

 

そして、気がつくと、辺りは、うっすらと光の差す、乾いた洞窟に戻っていた。

光は、背後の入り口から差していた。

なんのことはない、入り口から数分といった、浅い場所だったのだ。

(……もしかして、今の一撃で、異空間への≪扉≫まで、吹き飛ばしちまったのかな?

まあいい。円空上人は、「もうここは塞いでしまってくれ」と言ってたし――、

あの訓練場も、≪龍穴≫も、もう使うことはあるまい……。なんにせよ、これで――)

――には、自分の手で、あの念殊を渡しに行ける――。

遼次郎は、単なる洞窟に戻った龍泉洞の、入り口の明りに向かって、歩き出した。

 

 

「――ご苦労さま……」

開口一番、は、困ったようなほっとしたような、複雑な表情で、そう言った。

(気付いていた……?)

小石川の療養所にやってきた遼次郎は、いきなりのの言葉に、汗をかいた。

(そうか、は≪菩薩眼の娘≫――龍脈の真っ只中な≪龍穴≫なんかで戦っていれば、

それは丸見えで当然だったのかも――)

「それほどでもないのよ。ただ、あなたが一人で、大変な戦いをしていることが――、

なんとなく、感じられただけ。

駆けつけたかったけど……かえって、足手まといになりそうだったし、

あなたなら大丈夫だって……信じられたから。

でも、信じる心とは別に、とっても心配ではあったけれど……」

「ごめん。きみには、知らせるべきだったね。でも、声を掛ける暇がなかった……」

「ううん、いいの。こうして、無事だったんだし――あなたにしかできないこと……だったから」

 「……

ふところから、あの念殊を取り出す遼次郎

遼次郎……これは?」

遼次郎は、不思議そうに念殊を見つめるに、その「効能」についての説明をした。

 「それを……私に?」

 ちょっとためらいがちに訊く。静かに頷く遼次郎

念殊を受け取ったは、それを胸に抱きしめるようにして握り締め――、

幸せをかみしめるように、口元に笑みを湛えて、少しの間、目を閉じた。

そして目を開け、言った。

「……遼次郎。少し、歩きましょう」

 

街道の桜並木は、満開だった。

桜吹雪の中、風になびく藍の長い黒髪を、遼次郎はとても眩しく見つめた。

「――うふふ。何度見ても、不思議ね。お正月に咲く桜。

……ねえ、覚えている? 私たちが出会った時も、こんなふうに、桜が咲いていたよね」

「――ああ、そうだったね。まるで、何年も昔みたいな気がするけど……

一年と経っていないってことになるのか。妙な気分だな」

「そう。私たちは、まだ出会って、一年も経っていない……。

でも、これからは――ずっと、いっしょでいられるよね……?」

「え?」

ちょっと意表をつかれて、遼次郎はきょとんとした。

「ねえ遼次郎。ずっと……そばにいて。

私――あなたと生きていきたい。

これから先、どんなことがあっても、あなたと……一緒にいたい……!」

それは、聞きようによっては、プロポーズの言葉にも聞こえた。

いや、はもう、そのつもりで言っているのだろう。

その目は、夢や憧れに潤んではおらず、真剣に「遼次郎」という「現実」を見つめていた。

遼次郎も、真剣に応える。

「――そうだね。本当は、こんな念殊なんて、必要ないかもしれない。

……ふたりで、一緒に暮らしていれば、ね」

「――遼次郎……それって……

「一緒に暮らそう。これから、時代は激しく変わるだろうけれど、

二人でなら……なにも恐れることはない。

そして、君を幸せに――いや、君と一緒に、幸せになりたい――

「嬉しい――遼次郎!」

感極まって、遼次郎の胸に飛びこむ

やさしく抱き留める遼次郎

そして、そんな二人を祝福するかのように、舞い踊る桜吹雪。

 

 

やがて、予想通りに時代は大きく転換した。

「大政奉還」が行われ、幕府は自らその政権を手放すことで、倒幕の戦争を止めた。

そんな中、竜泉寺は――、

なんと、「真神学舎」という名の「学園」に変わっていた。

校長は、百合センセ

教員として、犬神杜人の姿が――。

「ようこそ――桜の杜――真神の園へ――」

 

こうして、宿星は新たに巡り始める。

 

 

「東京魔人学園外法帖」――

 

 

 

(↓あとがき↓)

はあ……やっと終わりました。

もー、めっきり時期外れになっちまいましたが、「外法帖プレイ日誌」、これにて終了。

今回は、最後ということで、戦闘シーンに力を入れて妄想補完描写してみましたが……、

なんかもーひとつ書き足りませんでしたね。

黒蠅王の恐ろしさを、演出しきれなかったのが敗因です。

両者の細かな行動も、描写が足りないきらいが。

――てか、遼次郎が強すぎ(笑)。

ちなみにあのバトルシーンのイメージは、ウ○トラマンです!

最後の「秘拳・黄龍」なんて、スペシ○ム光線以外の何者でもありません

だって、まるきり光線技じゃないですか(笑)。

まあ、初代より、平成版ウルト○マンのティガの最終回ですかね。

世界中の「光」を集め、今まで一度も見せたことのない「秘技」で、

闇の権化を木っ端微塵に打ち砕く、と。

そんで、最後はヒロインとラブラブで「よかったね!」と終わるあたりも。

ただ、そこに至るシナリオ・演出ともに、ウチのが激しく劣ります。

くやしいなあ。もっと付け足すべきだったか。

「黄龍ラブラブ菩薩拳」使わせるとか(ダメだろう……そりゃ)。

 

しかし、まさかラストでご成婚になってしまうとは、思いもよりませんでした(笑)。

ゲーム本編の方では、そこまでは描かれません。

なにより、主人公の言葉はシステム上、直接は出ないもんですし。

ただ、の「あなたと生きていきたい、ずっと一緒にいたい」

――というセリフはそのままですし、それは聞きようによっちゃプロポーズです。

だから、あのように。

この二人、恋愛に関しては、がビシビシ引っ張ってましたねえ……。

尻に敷かれるか?(笑)

 

そして、「時代劇なのに、なぜ魔人<学園>なのか?」という疑問も、ラストで氷解します。

犬神さん、後(ホントに気が遠くなるほどの「後」(笑))に言ってた「約束」って、

――百合センセとのことなのかな?

それとも、ホントに出るかどうか怪しい「魔人3」でなんか描かれるもんなのか……?

 

――「外法帖」の総括――

 

まあ、さんざ言われていることですが、各キャラの掘り下げが足りませんでしたねえ。

もっと出番があればと、もったいないキャラ目白押しです。

個人的には、真那たんほのかちゃん御神槌、なんてとこですか。

てか、とのラブラブの進行具合を、まったく演出してくれないのが、納得いかん!(笑)

前作では、よくも悪くも、メインストリームはとのラブストーリーでした。

対抗馬はたくさんいましたが、基本的には、

彼女との絆が深まる様を、たんねんに演出していました。

だからこそ、こんなに葵ファンにハマッたのです。

ですが今回は……極力まんべんなく平等に――ってなカンジで、かえって平坦に。

まあ、逆に言えば、それだけ魅力的なキャラが多かった、とも言えますが。

 

シナリオは……正直言って、かなり破綻してますね。

特に問題なのは、「前世」(陽→陰なら陽)での記憶はどうなっているのか、ということです。

作品中では、まるっきり言及されてません。

「妄想補完」での辻褄合わせが大変でした。日誌のみならず、プレイ中も!

ただ、鬼と龍の合体は、ダブルヒーロー勢揃い、ってな感じでよかったんですが。

あとは、前作のプレイヤーなら、「ラスボス」がわかっている、という点も、ちょっと……。

これが「初魔人」のヒトは、こんどはEDが理解に苦しむでせうし。

「真神学園」になったから、どーした? でせう。

あまりに長大かつキャラを出しすぎて、破綻してしまった、というとこですかね……。

その、かもしだす「魔人」らしい「空気」、それはおいしかったんですケド。

 

音楽は文句なし。

ただ、使い回しが多かったのは……シリーズ物として、統一感を出したんでせうけど。

あと、「現世ノ止事無キ左太」が使われていない(少なくとも、私は聴けなかった)のも残念。

 

ここまで長々と日誌を書き綴ってきたくらいで、決してツマらなかったワケではないです。

資料用にと、チラホラと再プレイもして、その時も、しっかり面白かったです。

ただ、それだけに、「惜しいなあ……」と思うトコロが多々ありすぎました。

最終的な印象としては、「詰め込みすぎだよぅ」ですか……。

 

では、これにてひとまずは幕。

読んで下さった方、ありがたうございました。

全話つきあって下さった方など、まさかにいらっしゃいましたら、

全力で叩頭の礼をしながら、御礼申し上げます(笑)。

 


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