歌が上手くなるには発声練習は必要不可欠
ボイストレーニングと発声練習とでは、厳密に言うと違いがあります。ピアノに合わせて音程を変えながら声をだしたりする、声を音楽として表現していくための練習方法は、ボイストレーニングとはいわず、正確にはボーカルトレーニングといいます。これがここで言う「発声練習」です。
発声練習とは、いわゆる声を出す訓練の事です。アナウンサーや声優、俳優、歌手などの声を仕事としてしている人たちにとっては、欠かせない訓練法なのですが、近頃では、コミュニケーション能力を高めるという目的でボーカルトレーニングを行なう人が増えていたり、声に対して悩みのある人なども行なっているようです。
もちろん、歌が上手くなるには、発声練習は必要不可欠です。
では、どのようなことをすれば良いのでしょうか？
発声練習のやり方を以下に説明していきましょう。
・大きな声を出す
まず、大きな声を出すことが大切です。声をだして声帯を鍛えることにより、響くような声を出せるようになります。声帯は年齢とともに弱くなっていくので、日頃から鍛えておかないとますます声が出なくなっていきますからね。
やり方は簡単です。
１、二十秒〜３０秒ほど、「あ〜」と声を出し続けて下さい。
２、次に、「い〜」「う〜」「え〜」「お〜」と順番に出していって下さい。
大きな声と言っても、やみくもに大声を出すのではなく、お腹から声を出すといった意識を持つことが重要です。
・滑舌を良くする
滑舌をよくするのも、発声練習の目的の一つです。滑舌は、一音一音意識して発音していくことで良くなります。 ゆっくりでも良いですから、絶対に発音をごまかさない事を意識して練習しましょう。
効果的な練習法としては、早口言葉が有名ですね。早口言葉は、発音が難しい単語を並べて作られた言葉ですから、積極的に読むことで滑舌が鍛えられます。同じ音を連続して発声することで、苦手な子音がわかりますし、苦手な音を発声するための筋肉も鍛えられますから。
"早口言葉"とは言いますが、ゆっくり読んでも滑舌を良くする効果はあります。 はっきりと正確に発声していくように心がけましょう。
例えば、「青巻紙赤巻紙黄巻紙長巻紙」「赤パジャマ黄パジャマ茶パジャマ」「月づきに月見る月は多けれど月見る月はこの月の月」、「ジャズシャンソン歌手の新春シャンソンショー」「バスガス爆発」と言う言葉をうまく言えるように努力してください。
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