家庭菜園のメリットとデメリット

1番に挙げられるのは、植物を育て、収穫し、食べる楽しみだな。家庭菜園で自ら育てた野菜や果物の美味しさは格別だからね。
また、丹精込めて育て、家族や友人、あるいは近所の方におすそ分けしたり、料理の材料にして味わったりと、家庭菜園の恵みを大きく広げられることにも魅力は感じるよ。
下世話な話で恐縮だが、家庭菜園で野菜を作るのは、食費の削減にもなるな。
スーパーマーケットで野菜や果物を購入すると、当然ながら食費が掛かってくる。俺なんか、家族が多いもんだから、いかに食費を押さえるかは悩みの種なんだ。家庭菜園をやっていれば、野菜を自分で作ればその分だけ食費は安くすることが出来るからね。
クワを使って土を掘り起こしたり、植え替えや剪定の為に立ったり座ったりと、家庭菜園での作業は結構ハードな面もある。だからって言うんじゃないんだけれども、家庭菜園を健康の為にしているケースもあるようだぜ。
あとは、無農薬野菜を手に入れたい方にも、家庭菜園はおすすめしたいな。
無農薬野菜と言っても、普通のものとほとんど同じ量の残留農薬があるにも拘らず、値段だけは立派という物も多いように思うんだが、家庭菜園なら自分で育てるから、農薬をまったく使わずに、安心安全な野菜を作ることが出来るよ。
どうだい。家庭菜園にはメリットが多いだろう? あなたもこれらのメリットを活かして、楽しんでみてはいかがかな。
先に家庭菜園のメリットをあげたんだったら、デメリットにも触れないわけにはいかないよな。
家庭菜園のデメリットで最初に思いつくのは、一度始めると毎日の水やりやこまめな世話が必要になるってことだろうね。
植物を植え、育てていくのは大変なものなんだよ。
夏の暑い日や冬の寒い日にも外で作業をしなければならないし、コツコツと世話をしていくことが要求されるもんだから、旅行などに行くにも、家庭菜園の世話が気掛かりなので行きづらくなってしまう。
だから、毎日の手入れが出来ないずぼらな性格の方にもちょっと難しい趣味かもしれないな。
仕事などが忙しくて思いように家庭菜園の手入れが出来ないのなら、作付け面積を小さくしたり、誰かに手伝って貰えるようにしなければならないだろうね。
それに、家庭菜園には準備も必要だ。
道具を揃えたり、土作りや害虫対策、プランターなど細かい準備も多いからね、出費も少なからずあるだろうし、細かいことを言うなら、水やりの為の水道代もいるんだからね。
また、初心者でも簡単に出来るとは言え、それなりに知識も必要だよ。
家庭菜園向けに開発された育てやすい品種が増えているとは言え、害虫駆除や肥料のやり方など知っておかなければならない知識はとても多いんだ。だから、少しづつでも学んでいこうとする姿勢が必要になってくる。勉強嫌いの俺なんかには、これが苦痛の種なんだな。
これらのデメリットを頭に置いて、自分なりの方法を見つけ、育てていくのが長く家庭菜園と付き合う良い方向かもしれないな。
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